落ち着いたインテリアと心地よいジャズが流れる空間で、女性らしいマナーや礼儀作法の教育にも力を注がれた女性スタッフによるきめ細やかなおもてなし。
4F ラ・ポルト・ドュ・それいゆでは、鳥取の夜を自分のペースで楽しめる大人の癒やしをご提供します。
お一人様・お友達同士の集まりから大切な接待まで、その時のイメージに合わせてゆったりと寛ぎのひとときをお過ごし下さいませ。
個性豊かで親しみやすいスタッフが貴方をお迎え致します。
光ファイバーによる美しい銀河のタペストリーが幻想的な夜を演出しています。シックに大人の夜を愉しむ…。歌とお酒で愉しく、女性達との会話にリラックスした夜をお楽しみください。
《お客様へお知らせ》
当店責任者4名の職務変更がありましたので、ご案内申し上げます。
責任者一同、新たな気持ちでお客様に寄り添い、当店をより一層レベルアップ出来るよう、精進してまいります。
今後ともお客様の叱咤激励を何卒宜しくお願い申し上げますm(__)m
4月1日からの【飲み放題プランメニュー】の値上げのお知らせ!!
平素より当店をご愛顧頂き、厚く御礼申し上げます。
この度、諸物価の高騰・人件費の上昇に伴い、4月より飲み放題プランメニュー(フリードリンク)の価格変更を実施する事になりました。
日頃より当店をご利用頂いているお客様におかれましては、ご理解いただけると幸いです。
今後ともより一層のサービス向上に努めてまいりますので、変わらぬご愛顧を宜しくお願い申し上げます🙇
♦飲み放題プランメニュー(フリードリンク)♦
【1セット1時間】4名様以上
お1人様4,000円 が 4,500円 に変更となります。
《それいゆは創業62周年、ラ・ポルト・ドュ・それいゆは34周年を迎えます!》
平素は格別のお引き立てを賜り、ありがとうございます。
2024年、それいゆは創業62周年、 5階スターライトバー・ソレイユは36周年、 4階ラ・ポルト・ドュ・それいゆは34周年を迎えます。
これもひとえに皆様のご贔屓の賜物でございます。
今後ともご愛顧賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
営業時間 | P.M 8:00~A.M 0:30(定休日:日曜日、祝日、祭日) |
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収容人数 | 30名(ボックス6) |
スタッフ | ・女性スタッフ:3~4名 ・男性スタッフ:1~2名 |
予約 | 必要なし *但し10名様以上の場合は要予約 |
電話番号 | お時間、ご予算等のご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。 次のいずれかの番号におかけ下さい。(担当:リーダー紀子) 0857-24-3661 0857-24-3662 |
アクセス | 鳥取市弥生町338 それいゆビル4F(地図はこちら) |
駐車場 | なし(最寄りの有料パーキング等をご利用ください。) |
カード使用 | 可能 |
カラオケ | あり |
同伴料 | ¥3,000 |
自店のカウンターに立つ笹野眞紀さん。
話題豊富に、と映画や雑誌のチェックを欠かさない=鳥取市弥生町のそれいゆビルで
雪の夜、白いスーツ姿のママが、カウンター越しに客に語りかけていた。笹野眞紀。鳥取市の繁華街、弥生町でラウンジ、バーなど三店を営む。それらが入居する「それいゆビル」のオーナーだ。
六二年に笹野の父が開いた店「それいゆ」が前身。お酌をする女性がいて、ダンスも楽しめた。その隆盛が、住宅街だった弥生町のあたりを今の繁華街に変えていく先駆けになった、と伝わる。
父は朝鮮半島からの引き上げ者。終戦で裸一貫からの出直しを経たせいか、働かざる者食うべからず、が教育の柱。末っ子の笹野も小学校の頃から、父が別の場所に構えていた八百屋のレジ打ちや袋詰めを下校後にこなした。
大学を卒業してほどない八〇年秋、病にかかった父の後を継ぐ。当時二四歳だったが、店を占める考えはなかった。寝る間を惜しんで働いた両親の戦後を思った。
振り出しの仕事は、残された計六〇〇万円ほどの売掛金回収。「ちゃんとやらないと、代がわりしてますますなめられる」と支払いを促しに連日、足を運ぶ。居直られ、時にはつばをはかれ、何度も涙をのんだ。
料金はサービスの対価。客の納得の度合いを高め、商売を滑らかにしよう、と心に刻んだ。
それから二六年間。初めの頃は、店の雰囲気が熱かった。接客の女性をさわって泣かせた席に割って入り、客からパンチを受け、殴り返したこともある。どちらが酒に強いか、とウイスキーをあおる競争も時々見られた。ほとんどの人がたばこを吸い、ニコチンのきつい銘柄が当たり前だった。
年々、静かになっていく。今では健康志向から焼酎を選ぶ人が半分以上に、しかも「薄めに」と言い添える。たばこは吸ってもライトな銘柄。常連客の中には、笹野が薄くなった頭をなでると笑い出す人もいる。疑似家族のような間柄が芽生えている。
そんな流れは「お客さんの疲れからではないか」とみえる。夜が更けても、客の携帯電話には仕事の電話が頻繁にかかり、仕事とプライベートの境目が薄らいでいる。
店のスタッフには一貫して、お客様を楽しませる役者になろう、と呼びかけてきた。だが「お疲れ様」の多いこの時代、それだけでは納得度を高められそうにない。心労をいやす「心の介護士」というところも必要か、と思う。「あんまり、無理しんさんなよ」と語りかけながら。
接した客は、二六年間で延べ四〇万人を超える勘定だ。「私はもともと、堅物で色気のないたち。若い頃は夜の商売に向いていない、と心のどこか曇っていた、でも、今この世界で生きてきたことが誇りに思える、出会いに恵まれて」
近頃、図らずもそんな思いを実感した。鳥取大附属中学時代の同級生が、店を訪れた。大企業の取締役になった女性と三〇数年ぶりの再会。懐かしかった。と同時に東京に出て活躍している人と語っても、臆さず、普段の自分のままだった。それが、うれしかった。
朝日新聞 二〇〇七年二月七日掲載
ささの・まき 鳥取市出身。小、中、高校時代を通じて放送部に所属。成人してから放送局でラジオ番組のアシスタントも経験した。「言葉ってほんとに大事」と、スタッフの言葉遣い指導に心を砕く。